財団概要

設立趣旨


代表理事 似鳥 昭雄

当財団の設立趣意書

我が国は、戦後の高度成長期を乗り越え、近年まで成長を示し、国際社会においても着実に経済発展を遂げました。
しかしながら、このような目覚ましい経済発展とは、うらはらに『文化・芸術・伝統』といった先人達が長い間築いてきたものが、希薄になりつつあります。

日本は元より、世界には、個々の文化形成を近来まで行ってきており、その文化を継承する書籍、絵画、工芸品、美術品、建造物などは、素晴しいものが残っており、後世へ伝えていきたいものが多数あります。
しかしながら、その保存、保護、展示の体制においての資金や環境整備の不足は、否めないのが事実です。

そういった状況の中で、少しでも「文化」や「芸術」や「伝統」の発展や継承、支援を出来ないかと考え、当財団を設立することとしました。

我々は、上記のような書籍、絵画、工芸品、美術品など文化形成に関わるものを保存、保管、修繕、修復、収集、展示する事で「文化」、「芸術」、「伝統」の継承や発展に寄与したいと考えております。
結果、それらの活動を通じて人と人が触れ合い、文化が交流し、そこに「新しい文化・歴史」が生まれる事を期待し、さらに、それが国内のみならず、世界中にこの活動や人のつながりの輪が広がれば幸いと考えています。

私は、一人でも多くの人々に、この意思が伝わる事を期待し、ここに似鳥文化財団の設立を宣言します。